お茶の伝来


お茶は鎌倉時代、僧栄西が当時の宋における新しい茶種と新しい飲み方である抹茶法を持ち帰ってから日本に広まったといわれております。
栄西は、禅宗を広めるとともに、お茶の栽培普及につとめ、「茶は養生の仙薬なり、延命の妙術なり」という有名な言葉で始まる「喫茶養生記」を著し、喫茶を長寿の薬として推奨しました。
つまり、昔の人にとってお茶は「薬」でもあったのです。 お茶の効能については、酒酔いが去り、のどの渇き、病を払い、消化を助け、利尿に効果がある、と述べています。 では、現代のお茶の成分とそのはたらきについて調べてみましょう。



お茶の成分とそのはたらき





<タンニン(カテキン)>

 渋み成分のカテキンに含まれています。殺菌や腸の働きを整える作用があり、
 食中毒を防いだり、ガンや生活習慣病の予防に効果があるといわれております。

<カフェイン>

 利尿作用があり、気分をリフレッシュさせる働きがあります。

<アミノ酸>

 旨み成分のテアニンに多く含まれ、脳神経の働きを活発にします。

<フラボノイド・ミネラル>

 フラボノイドは口臭の予防、ミネラルは新陳代謝を活発にします。

<ビタミンC>

 疲れをとったり、風邪を予防したり、肌を白くするなどの働きがあります。

<フッ素>

 歯磨き剤に入っている成分と同じで、虫歯を予防します。



美味しいお茶 「香」「甘」「渋」「苦」


お茶には「長寿の薬」としての有効な成分がたくさん含まれています。
「良薬口に苦し」といいますが、やはりおいしい「長寿の薬」を飲みたいものです。

お茶の味は「香」「甘」「渋」「苦」の四味が代表とされ、この四つが強弱組合わされて、いろいろな味わいを出します。
茶の品質、入れる量、湯加減、茶器をうまく使いこなすという実際面の条件もありますが、

「心をこめて汲んだお茶が、
  こめた心を喜んでもらえたら幸せだという心くばりが、おいしいお茶を汲み出すコツです。」




お茶の淹れ方


お湯は必ず一度沸騰させてください。
カルキ臭の強い水道水はくみ置いて上澄みを使うか、5分以上沸騰させれば臭気がとれます。

急須をふらないでください。
急須の中で葉肉がくずれ、濁りや沈殿物の原因になります。

茶葉は多めに使用し、最後の一滴まで注ぎ切ります。
最後の一滴には旨みが凝縮されています。また2煎、3煎まで香味が残り、美味しくいただけます。



お茶本来の旨みを楽しむために(保存法)


お茶は空気中の酸素に触れると、酸化によって本来の味と香りが失われていきます。
お茶を変質させるものとしては、湿気や紫外線、温度の変化、そして移り香があげられます。
そのため、お茶のパッケージにはアルミ箔を使ったものや、真空あるいは窒素ガスを充填したものが用いられます。
(中には簡易包装のものもあります)
おいしいお茶をお楽しみいただくには、ご自分のご使用量にあった量をお求めいただくことをおすすめいたします。


<開封前>

 ・ 直射日光のあたらない、すずしい場所で保存してください。
 ・ 長期間保存する場合は、冷蔵庫あるいは冷凍庫に保存してください。
   (但し、冷蔵庫や冷凍庫に保存した場合は、常温に戻してからお使いください)
   (特に冷蔵庫に保存する場合は移り香にお気をつけ下さい)
 ・ 簡易包装のものはお茶缶等に入れて密封保存してください。


<開封後>

 ・ お茶の風味が失われますので、なるべく早くお召し上がりください。
 ・ お茶缶などに入れ密封し、すずしい場所で常温保存してください。